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仏ネオト、低炭素モビリティ支援で新ファンド - ESG Journal

仏ネオト、低炭素モビリティ支援で新ファンド

5月20日、低炭素交通向け「アズ・ア・サービス」(利用に応じて料金を支払うサービス型モデル)ソリューションを手掛けるネオトは、欧州全域のゼロエミッションモビリティ専門の新たなリースプラットフォーム「ネオト イーモーション」を立ち上げたと発表した。仏ミロバ、アルバ インフラ パートナーズ、仏預金供託公庫(バンク デ テリトワール)からの追加出資により、計3億5000万ユーロ(約600億円)の自己資本コミットメントを確保。ネオトが管理するプラットフォーム全体の自己資本は計5億ユーロに達し、最大約20億ユーロ規模の資金調達能力を持つこととなる。今回の調達により、欧州の脱炭素化をさらに加速させる狙いだ。

「ネオト イーモーション」は、公共機関や交通事業者を対象に、電気バス、長距離バス、トラック、船舶、充電インフラといった低炭素交通向けの「アズ・ア・サービス」資金調達ソリューションを提供する。具体的には、「バッテリー・アズ・ア・サービス」や「チャージング・アズ・ア・サービス」といったオーダーメイド型のソリューションを通じて、企業や自治体が多額の初期投資や技術リスクを負うことなく、脱炭素型モビリティへの移行を進められるように支援する。

ネオトは2017年に同様の先行モデルとして「ネオト グリーン モビリティ(NGM)」を設立し、これまでに3億5000万ユーロ以上のモビリティ資産に資金を提供、フランス、英国、スカンジナビアを中心に事業を展開してきた実績がある。今回の「イーモーション」は、この成功モデルを欧州全域に拡大する形となる。

資金調達においては、アルバとミロバが欧州レベルおよびそれ以上の地域でのプロジェクトに注力する一方、フランス預金供託公庫は、ネオト イーモーションの子会社である「ネオト イーモーション フランス」を通じてフランス市場に特化した支援を行う方針だ。

ネオト キャピタルは2016年設立。バッテリー技術大手のフォーシー パワー、三井物産、仏電力大手イーディーエフ(コーポレートベンチャー部門イーディーエフ パルス ベンチャーズ経由)が所有する。エネルギー転換に特化した投資プラットフォームを組成・運営し、地域の公共機関や交通事業者向けに、電気自動車、バッテリー、充電インフラ、エネルギーシステムなどの資産を統合サービスとして提供している。

(原文)Neot launches Neot e-motion to finance low-carbon mobility in Europe with an additional €350 million equity commitment from Mirova, Alba Infra Partners, and Banque des Territoires
(日本語参考訳)ネオットは、ミローバ、アルバ・インフラ・パートナーズ、バンク・デ・テリトワールから3億5,000万ユーロの追加出資を受け、欧州における低炭素モビリティへの融資を目的としたネオットeモーションを立ち上げる

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