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Frito-Lay、700台以上の配送用EVで2040年のネット・ゼロ・エミッションを目指す - ESG Journal

Frito-Lay、700台以上の配送用EVで2040年のネット・ゼロ・エミッションを目指す

4月20日、食品・飲料大手のPepsiCoのスナック菓子子会社Frito-Layは、2023年末までに米国で700台以上の電気配送車を配備することを発表した。この車両導入により、年間7,052トンの温室効果ガス(GHG)排出量が削減される見込みで、これは乗用車1,533台分の排出量削減に相当する。

PepsiCoは、2021年にサステナビリティ戦略「pep+(pep Positive)」を発表した。「ポジティブ・バリューチェーン」「ポジティブ・アグリカルチャー」「ポジティブ・チョイス」の3つの柱で目標を設定し、原材料の調達、製品の生産と販売、ブランドを通じた人々の感動などを網羅している。Frito-Layは、同戦略でグループを牽引している。

ポジティブ・バリューチェーンの分野では、ゼロエミッション車やニアゼロエミッション車の導入を進めている。これは、2040年までにpep+のネット・ゼロ・エミッションの目標を達成するための重要なステップとなる。同社はカリフォルニア州モデストのFrito-Lay製造工場でゼロエミッション技術を導入、ダラス・フォートワース地区でEVを使用するほか、Schneider Nationalと協働し、バッテリー電気トラック「eCascadia」による輸送を契約する最初の企業となった。 さらに、米国内の全工場、オフィス、配送センターで再生可能エネルギー100%を達成し、アリゾナ州カサ・グランデ製造工場では、処理水の75%をリサイクルしている。

ポジティブ・アグリカルチャーの分野では、リジェネラティブ農業に注力。 Frito-Layは、米国で350万エーカーの農地フットプリントを持ち、2030年までにフットプリント全体(ペプシコ全体で700万エーカー)でリジェネラティブ農業を実施することを目標に掲げている。また、農産物のサプライチェーンを活用し、12,000人以上の米国農家の生活を向上させるとともに、北米でFrito-Lay製品に使用されるトウモロコシとジャガイモを100%持続可能な方法で調達し、当社の持続可能な農業プログラム(SFP)の社会、環境、経済の原則を保証している。

ポジティブ・チョイスの分野では、Quaker Oats Companyとともに、より多様な原材料を意図的に取り入れることで、栄養価を高めている。商品群としては、米とエンドウ豆、ひよこ豆、黒豆などで作られた「Off The Eaten Path」、フルーツとココナッツを使用した「Bare Snacks」、全粒粉と黒豆で作られた「SunChips Black Bean」、100%全粒粉のオートミールホットシリアル「Quaker Oats」などを提供している。

また、Frito-LayとQuakerは、2025年までにパッケージの100%をリサイクル可能、コンポスト可能、生分解性、再利用可能なものにすることを共同で設計している。

【参照ページ】
(原文)Frito-Lay Expedites 2040 Net-Zero Emissions Goal with Over 700 Electric Delivery Vehicles
(日本語参考訳)Frito-Lay、700台以上の配送用EVで2040年のネット・ゼロ・エミッションを目指す

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