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Global Battery Alliance、児童労働と人権に関するルールブックを発刊 - ESG Journal

Global Battery Alliance、児童労働と人権に関するルールブックを発刊

12月8日、持続可能なバッテリーバリューチェーンを確立するためのマルチステークホルダー組織である Global Battery Alliance(GBA)は、バッテリーパスポートの人権インデックスと児童労働インデックスを発表した。本指標は、児童労働の撤廃と人権尊重の支援に向けた、電池バリューチェーンに特化した企業や製品の取り組みを測定し、点数化した世界初のフレームワークとなる。

本指標は、GBA の人権・児童労働ワーキンググループが開発したもので、Levin Sources が主導し、Tesla、UNICEF、Volkswagen、Eurasian Resources Group、 Responsible Mica Initiative、Cobalt Institute 等がメンバーとして参加している。

児童労働と人権侵害は、グリーン移行を達成するために電池の需要が増加し続ける中、重大かつ拡大する問題である。当問題に対処するため、GBA の指標は、国連、OECD、国際労働機関、ユニセフからのガイダンスなど、既存の国際的な基準や枠組みを取り入れている。

GBAのバッテリーパスポートは、電池が児童労働の発生と深刻さを決定する児童の権利を含む人権を尊重して生産されたかどうかを証明するものである。人権指数と児童労働指数は本パスポートの主要なパフォーマンス指標として機能する。長期的には、GBA はデータベンチマークに基づく電池品質シールを発行し、消費者に電池の特性・出所・ESG パフォーマンスに関する信頼できるデータを提供する。

GBA のメンバーは、来年にかけて、採点ロジックの改良、パイロット版からの知見の取り込み、指標の保証メカニズムの開発に共同で取り組む予定である。現在のバージョンは、零細・小規模採掘事業者(ASM)から調達する企業やそれに隣接する企業が使用できるが、将来的に追加の指標を展開するという。

【参照ページ】
(原文)Launch of Child Labour and Human Rights Rulebooks
(日本語参考訳)Global Battery Alliance、児童労働と人権に関するルールブックを発刊

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