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A.P. Moller – MaerskとCarbon Sink、戦略的パートナーシップを締結 - ESG Journal

A.P. Moller – MaerskとCarbon Sink、戦略的パートナーシップを締結 

 

11月16日、コンテナ物流会社A.P. Moller – Maerskは、米国のプロジェクト開発会社Carbon Sink LLCと、米国で年産10万トンのグリーンメタノール生産設備を開発するための戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

Maerskは、生産されるグリーンメタノールの全量を購入する予定であり、他の場所での後続設備の生産もオプションとして提供し、船隊の脱炭素化の取り組みの一環とするとしている。

Maerskは最近、2025年末までに年間73万トン以上のグリーンメタノールを調達する契約を発表しており、今回の契約はこれに続く8件目のグリーンメタノール契約となる。

今年初め、Maerskは一連の炭素削減目標を発表し、2040年に全事業および全範囲でガス排出量のネット・ゼロを達成すること、また、2030年までに海上輸送船隊のコンテナ輸送量当たりの排出量を50%削減し、完全に管理されたターミナルからの排出量の絶対量を70%削減することを目指している。また、グリーン燃料で運航できる新造船のみを発注する原則を導入している。

【関連記事】
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本合意は、7月に受注した世界初のカーボンニュートラルなメタノール燃料のコンテナ船に続き、メタノール燃料の大型外航コンテナ船8隻、そして先月受注した大型船6隻など、過去数カ月間にMaerskが相次いだクリーン燃料を使用するコンテナ船の受注に対応するものである。Maerskは現在、グリーンメタノールで運航可能なグリーンコンテナ船19隻を発注している。

Carbon Sinkは、商業的に利用可能な技術を使い、再生可能な電力を追加して水の電気分解から得られるグリーン水素と生物起源CO2を組み合わせて、グリーンメタノールを製造すると述べている。最初のプロジェクトで使用するCO2は、レッドリバー・エナジーのバイオエタノール工場から回収した廃棄物CO2で、その排出物をグリーンメタノールに再利用する予定である。

本プロジェクトは、2027年に商業的に開始される予定である。

【参照ページ】
(原文)A.P. Moller – Maersk and Carbon Sink sign strategic partnership to accelerate green marine fuels production
(日本語訳)A.P. Moller – MaerskとCarbon Sink、戦略的パートナーシップを締結 

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