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米国金融安定化監視委員会、気候リスク諮問委員会を発足 - ESG Journal

米国金融安定化監視委員会、気候リスク諮問委員会を発足

米国金融安定化監視委員会、気候リスク諮問委員会を発足

10月3日、米国金融安定化監視委員会(FSOC)は、金融システムに対する気候関連リスクの特定、評価、軽減について監視委員会を支援する目的で、気候関連金融リスク諮問委員会(CFRAC)を立ち上げることを発表した。

この新しい委員会の初期メンバーは、金融サービスの経営者、持続可能性開示の専門家、気候データのプロバイダー、学者、NGOなど、幅広いバックグラウンドの人々で構成されている。

FSOCは、米国の金融安定化に対するリスクを特定し、新たな脅威に対応することを任務としており、財務長官が議長を務め、連邦金融規制当局、州規制当局、保険専門家が参加している。FSCOのメンバーには、連邦準備制度理事会、証券取引委員会、連邦預金保険公社、連邦住宅金融公社のトップなどが名を連ねている。

同委員会の設立計画は、昨年、FSOCの「気候関連金融リスクに関する報告書」の一部として発表された。同報告書では、気候変動が米国の金融安定性に対する新たな脅威として認識され、その脅威に対処するため、シナリオ分析を用いた気候関連の金融リスクの評価、これらのリスクを考慮した新たな規制の必要性の評価、気候関連の情報開示の強化など、一連の連邦機関への提言がなされている。

CFRACの設立趣意書によれば、新委員会の目的は、「金融システムに対する気候関連リスクの特定、評価、軽減のための情報収集、分析、提言においてFSOCを支援すること」であるとされている。同委員会の責務には、金融システムに対する気候関連リスクに関する情報の収集と分析、情報のギャップや矛盾に対処する方法の特定と提言、リスクの特定・評価・軽減に関する提言が含まれる予定である。

【参照ページ】
(原文) Financial Stability Oversight Council Establishes New Climate-related Financial Risk Advisory Committee
(日本語訳)金融安定化監視委員会が気候関連金融リスク諮問委員会を新設

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