
7月16日、炭素回収・利用・貯留(CCUS)事業を展開するワンポイントファイブは、パロアルトネットワークスと二酸化炭素除去(CDR)クレジットに関する契約を締結したと発表した。契約内容は、今後5年間にわたり合計1万トンのCDRクレジットを購入するものであり、DAC(直接空気回収)技術を活用して実現される。
このCDRクレジットは、テキサス州で本年稼働予定のワンポイントファイブの大規模DAC施設「STRATOS」で生成される。捕集されたCO₂は、塩水層への貯留(Saline Sequestration)を通じて恒久的に隔離される予定である。
ワンポイントファイブ社長のマイケル・エイヴリー氏は、「パロアルトネットワークスとの連携により、DAC技術を活用して同社のサステナビリティ戦略を支援できることを嬉しく思う。今回の契約は、高い信頼性を持つ炭素除去手段としてのDACの導入加速にも貢献する」と述べた。
また、パロアルトネットワークス社長のBJ・ジェンキンス氏も、「革新的な環境対策を模索する中で、ワンポイントファイブとの協業は私たちの積極的な姿勢を象徴するものだ」とコメントしている。
本契約は、耐久性の高い炭素除去手段の普及における重要な一歩であり、エネルギー転換と米国の気候目標への貢献が期待される。
(原文)1PointFive Announces Carbon Removal Credit Agreement with Palo Alto Networks
(日本語参考訳)1PointFive、パロアルトネットワークスとの炭素除去クレジット契約を発表