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KKR、インドに拠点を置く産業用脱炭素化プラットフォーム「Serentica Renewables」に4億ドルを出資 - ESG Journal

KKR、インドに拠点を置く産業用脱炭素化プラットフォーム「Serentica Renewables」に4億ドルを出資

KKR、インドに拠点を置く産業用脱炭素化プラットフォーム「Serentica Renewables」に4億ドルを出資

11月8日、世界的なオルタナティブ資産およびプライベート・エクイティ投資家であるKKRは、エネルギー集約型・難燃性産業向けのクリーンエネルギー・ソリューションの提供に注力するインドの脱炭素プラットフォーム、Serentica Renewablesに4億ドル(約582億円)を投資することに合意したと発表した。

今年設立されたSerenticaは、インドにおける産業の脱炭素化に注力しており、24時間体制のクリーンエネルギーソリューションを提供することで、大規模なエネルギー集約型産業のクリーンエネルギーへの移行を支援している。長期売電契約(PPA)を通じた再生可能エネルギーソリューションの提供や、顧客との協働によるネット・ゼロ電力への道筋の設計など、さまざまな活動を行っている。

Serenticaは、蓄電技術を組み合わせたカーボンフリー発電設備を5,000MW導入し、2,000万トンのCO2排出量を削減する目標を掲げている。

本発表は、インドがクリーンエネルギーへの移行に向け、大規模な投資を行う準備を進めていることを受けたものである。今年初め、インド政府は2030年の気候変動に関する一連の公約を承認した。その中には、排出強度を45%削減し、非化石由来の電力源を約50%使用するように移行するという公約が含まれている。また、インド議会は最近、産業、運輸、建築物において、化石燃料からクリーンで再生可能なエネルギー源への移行を規制・義務付ける一連の政府による動きを可能にする法案を可決した。

本合意は、KKRがエネルギー転換に焦点を当てた一連の動きの中で最新のものとなっており、2020年にはインドで再生可能資産の取得・所有・運営を目指すプラットフォーム、Virescent Infrastructureを立ち上げている。KKRは最近、アジアに特化した再生可能エネルギー投資プラットフォームであるAster Renewable Energyと、長期間の高利回り太陽光エネルギー投資の組成を目的としたプラットフォームであるStellar Renewable Powerも立ち上げた。KKRは2011年以来、全世界で150億ドル以上の株式を再生可能エネルギー資産に投資してきた。

【関連記事】KKR、GCM Grosvenorが米国の再生可能エネルギー開発企業Arevia Powerに出資
KKR、アジアで再生可能エネルギー投資プラットフォームを立ち上げ
KKR、太陽光発電プロジェクトの組成・開発・運営を行うプラットフォームを開設

【参照ページ】
(原文)KKR TO INVEST $400 MILLION IN DECARBONIZATION PLATFORM SERENTICA RENEWABLES
(日本語訳)KKR、インドに拠点を置く産業用脱炭素化プラットフォーム「Serentica Renewables」に4億ドルを出資

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