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アクティビストEngine No.1、議決権行使の透明化プラットフォームを立ち上げ - ESG Journal

アクティビストEngine No.1、議決権行使の透明化プラットフォームを立ち上げ

アクティビストEngine No.1、議決権行使の透明化プラットフォームを立ち上げ

ESG にフォーカスしたアクティビスト投資家であるEngine No.1は、Engine No.1トランスフォーム 500 ETF の投資家が投資先企業ごとの議案に対する投票を確認できる新しいプラットフォームの立ち上げを発表した。

Engine No.1は、Exxonの取締役会の議席獲得に成功し大きな注目を浴びたが、目的は石油・ガス大手企業に、クリーンで再生可能なエネルギー源への世界的なエネルギー転換に向けた行動を促すことであった。このキャンペーンは、カルパース、カルストラス、ニューヨーク州共同退職基金、ブラックロックなど、多くの著名な投資家から支持を得た。

2021年9月、同社は「トータルバリューフレームワーク」を発表し、企業のESGインパクトを評価に結びつけるデータ駆動型アプローチの詳細を明らかにした。このフレームワークは、当社の投資判断を後押しするもので、ステークホルダーに提供される価値が、企業が株主に提供する価値にどのように影響するかに着目し、株主価値を高めるための環境・社会貢献活動企業を特定することができる。

Engine No.1は、2021年6月に米国公開株500銘柄に投資するVOTE ETFを発売し、価値を生み出すESG課題に焦点を当てながら、投票によって企業の説明責任を果たす戦略をとり、企業とともにステークホルダーへの投資を強化し、企業のパフォーマンスを高めることに積極的に取り組んでいる。Engine No.1は、新しい議決権行使の透明化プラットフォームにより、投資家がETFの議決権行使を確認し、それらの投資を強化することができるようになったと述べている。

同社によると、この新しいプラットフォームは、投資家に提供される透明性と説明責任の点で、従来のファンドとの明確な差別化を生み出している。ほとんどの投資信託やETFは、ESG提案の大部分に反対票を投じ、その投票内容は投票後しばらくしてから開示されるのが普通である。VOTEは、株主から提出されたESG提案の90%以上を支持した。

2022年の委任状シーズンでは、投票方針として、透明性、説明責任の向上、企業のステークホルダーへの長期投資を再びターゲットとし、特に気候変動と労働力への投資に重点を置くと発表している。

【参照ページ】
(参考記事)Engine No. 1 Announces Real-Time Vote Disclosure and Voting Priorities Ahead of 2022 Company Meetings

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