Warning: Undefined array key "WP_Widget_Recent_Comments" in /home/xs872497/kinomoto-firm.com/public_html/ctest/wp-content/themes/opinion_tcd018/functions.php on line 414
IASB、財務諸表での気候変動報告の適用を示す例を発表 - ESG Journal

IASB、財務諸表での気候変動報告の適用を示す例を発表

IFRS財団の会計基準設定機関である国際会計基準審議会(IASB)は、気候関連およびその他の不確実性の影響を財務諸表で報告する際の、IFRS会計基準の適用方法を例示する8つの事例を提案する協議文書を発表した。

IASBは、特に投資家からの強い要望に応えてこれらの例示を作成・発表した。投資家たちは、財務諸表における気候関連の不確実性に関する情報が不十分であったり、財務諸表外で提供される情報と財務諸表上の情報が矛盾しているように見える場合があるとの懸念を表していた。このような懸念に対応するため、IASBは以下を目的として例示を提案した。

  • 財務諸表の情報の透明性を向上させること
  • 財務諸表と企業の他の報告部分、例えばサステナビリティ開示との連携を強化すること

8つの例示は、重要性の判定・仮定と見積りの不確実性に関する開示・情報の細分化などの領域に焦点を当てている。これらの例で示される原則と要件は、気候関連の不確実性に限らず、他のタイプの不確実性にも同様に適用される。

これらの例は、気候関連およびその他の不確実性に関する財務諸表の報告を改善するためにIASBが取り組んでいる措置の一環である。ISABはこれらの例の開発にあたり、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)およびその技術スタッフと協力した。この協力により、今回の例示がISSBのサステナビリティ関連開示要件と整合するようになっている。

【参照ページ】
(原文)IASB proposes illustrative examples to improve reporting of climate-related and other uncertainties in financial statements
(日本語参考訳)IASBは、財務諸表における気候関連およびその他の不確実性の報告を改善するための例示を提案

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を

    2025-7-29

    SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を(再掲)

    ※2024年12月21日公開済みの記事(2024年11月時点の情報を基に作成された)に2025年7…
  2. 2025-7-29

    企業の88%がサステナビリティを価値創出と認識、気候リスクへの備えも加速

    モルガン・スタンレーの「Sustainable Signals: Corporates 2025」…
  3. GHGプロトコルの改訂とは~カーボンニュートラル実現への新たな方向性

    2025-7-28

    GHGプロトコルの改訂とは?カーボンニュートラル実現への新たな方向性(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に最新のGHGプロコトル更新内容を一部修正・追記し再掲載し…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る