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米国プラスチック協定、2022年報告書を発表 - ESG Journal

米国プラスチック協定、2022年報告書を発表

2月28日、米環境NGOのRecycling Partnershipと国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)が運営を主導する米国イニシアティブ「U.S. Plastics Pact(米国プラスチック協定)」は、最新の年次報告書を発表し、加盟団体(アクティベーター)の2022年のデータを集計して公表した。

米国プラスチック協定は、ブランド、小売業者、コンバーターのActivatorで構成され、総計で米国内のプラスチック包装の33%(重量ベース)を生産している。これは310万トンのプラスチック包装を市場に投入することに相当する。アクティベーターは、2025年までに達成すべき4つの主要ターゲットを通じて、プラスチック廃棄物の発生源に対処することにコミットしている。

TARGET 1:2021年までに問題のある、または不要な包装のリストを定義し、2025年までにリストにある品目をなくすための措置を講じる
TARGET 2;2025年までにプラスチック包装の100%を再利用、リサイクル、堆肥化可能なものにする
TARGET 3:2025年までにプラスチック包装の50%を効果的にリサイクルまたは堆肥化する意欲的な行動をとる
TARGET 4:2025年までに、プラスチック包装材において平均30%の再生材または責任を持って調達されたバイオベース原料を使用する

2021年年次報告以降の進捗は以下の通り。

米国パクト・アクティベーターが市場に流通させるプラスチック包装材で、問題物質および不要物質リストに掲載されている品目を含む重量の量を14%から8%に削減
アクティベーターが再利用可能、リサイクル可能、または堆肥化可能なプラスチック包装材を使用することで、市場に出回るプラスチック包装材が36%から47.7%に7%増加
プラスチック包装材における消費者使用後の再生材料(PCR)の使用を8%から9.4%に増やす

アクティベーターは、世界自然保護基金(WWF)のリソース・フットプリント・トラッカー(Resource Footprint Tracker)を通じて、これらの目標に向けた継続的なポートフォリオ評価と年次進捗報告を行うことを約束する。廃止に向けた全体的な進捗状況は、今後の米国パクト年次報告書に記録される。

【参照ページ】
(原文)The U.S. Plastics Pact Releases 2022 Annual Report
(日本語参考訳)米国プラスチック協定、2022年報告書を発表

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