Warning: Undefined array key "WP_Widget_Recent_Comments" in /home/xs872497/kinomoto-firm.com/public_html/ctest/wp-content/themes/opinion_tcd018/functions.php on line 414
NZAOA、気候変動への対処を求める共同声明を発表 - ESG Journal

NZAOA、気候変動への対処を求める共同声明を発表

2月6日、アセットオーナーのイニシアティブである「Net-Zero Asset Owner Alliance(NZAOA)」が、2050年までの運用ポートフォリオをカーボンニュートラルにするというコミットメントをした資産運用業界に対し、気候スチュワードシップを実践するよう求める共同声明を発表した。

本声明では、運用会社が気候スチュワードシップを実践するための4つの実施原則を提示している。

  1. 気候変動へのシステミックリスクへの対処への集中:企業エンゲージメントに加えて、バリューチェーンエンゲージメントと政策エンゲージメントを展開することが求められる。
  2. 一貫性があり、野心的で、能力ベースの議決権行使方針の策定:行使結果を適宜開示することとともに、ロビー活動を自社の気候変動関連コミットメントと整合させる。
  3. 気候変動エンゲージメントの体系的強化:直面している課題や機会を公表することを含む、より体系的で透明性のあるエンゲージメントを行う。
  4. ロビー活動の整合:資産運用会社自身が公表した気候変動関連のコミットメントと整合させる。

NZAOAは、これらの原則を個々の運用会社が実施するよう要請しており、実践することで長期的な財務パフォーマンスの保護だけでなく、マンデート獲得能力の向上も期待されるとしている。

本声明の発表により、資産運用業界における気候変動への取り組みがさらに強化され、持続可能な未来への一歩が進むことが期待される。

【参照ページ】
(原文)To serve net-zero clients, asset managers need a systematic approach to climate
(日本語参考訳)NZAOA、気候変動への対処を求める共同声明を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を

    2025-7-29

    SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を(再掲)

    ※2024年12月21日公開済みの記事(2024年11月時点の情報を基に作成された)に2025年7…
  2. 2025-7-29

    企業の88%がサステナビリティを価値創出と認識、気候リスクへの備えも加速

    モルガン・スタンレーの「Sustainable Signals: Corporates 2025」…
  3. GHGプロトコルの改訂とは~カーボンニュートラル実現への新たな方向性

    2025-7-28

    GHGプロトコルの改訂とは?カーボンニュートラル実現への新たな方向性(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に最新のGHGプロコトル更新内容を一部修正・追記し再掲載し…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る