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Mirova、スタートアップ向け気候変動基金に400億円超を調達 - ESG Journal

Mirova、スタートアップ向け気候変動基金に400億円超を調達

Mirova、スタートアップ向け気候変動基金に400億円超を調達

2月2日、サステナビリティ重視の投資運用会社Mirovaは、スタートアップ市場におけるクリーンエネルギー転換の加速を目的としたブレンデッド・ファイナンス・デット・ファンドであるミローバ・ギガトン・ファンドに対するコミットメントが2億8,200万ドル(約400億円)に達し、立ち上げから1年で同ファンドの目標額5億ドル(約740億円)の半分以上を達成したと発表した。

2023年3月の最初のクローズ以降、Gigaton Fundへの新たな投資には、欧州投資銀行(EIB)からの7500万ドル(約111億円)のシニア・コミットメントが含まれる。

ミローバ・ギガトン・ファンドは、アフリカ、ラテンアメリカ、中東、アジアの新興国を中心としたクリーン・エネルギー・プロジェクトに対し、中長期的な債務融資を提供することを目的としており、インパクトの大きい気候変動緩和・適応、社会開発、経済インフラ、ジェンダー平等への投資に対する機関投資家の支援を動員することを目指している。本ファンドは、主に中小企業(SME)を対象としており、ソーラーホームシステム、農業用ソーラー、商業用・産業用ソーラー、通信タワーのソーラー化、ミニグリッド、その他、e-モビリティ、蓄電池、気候変動に配慮した食品システム、エネルギー効率化、炭素クレジットの事前融資など、有望な分野をターゲットとしている。

G7が設立したイニシアチブ「2Xチャレンジ」の一環として、同ファンドは女性の生活向上も目指しており、新興市場における女性起業家の資金調達へのアクセスを改善し、クリーンエネルギーへの女性のアクセスを高め、公平で質の高い雇用を実現し、起業家としての成功を支援する。

EIBは、今回の7,500万ドル(約100億円)のコミットメントに加えて、ルクセンブルグ-EIB気候金融プラットフォームの下、500万ユーロ(約8億円)の触媒ジュニア投資を発表した。

これまでに同ファンドが支援したプロジェクトには、ケニアを拠点とする零細農家に特化したソーラー・灌漑システム・プロバイダーのSunCulture、家庭用ソーラー・システム・プロバイダーのSolar Panda、ガボンとナイジェリアを拠点とするクリーンエネルギー・ソリューション・プロバイダーのEnergy Visionなどがある。

【参照ページ】
(原文)Mirova Gigaton Fund reaches $282m to accelerate clean energy access and climate action in emerging markets with support from the EIB
(日本語参考訳)Mirova、スタートアップ向け気候変動基金に400億円超を調達

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