Warning: Undefined array key "WP_Widget_Recent_Comments" in /home/xs872497/kinomoto-firm.com/public_html/ctest/wp-content/themes/opinion_tcd018/functions.php on line 414
GSCC、CO2排出量を測定・報告するための鉄鋼グローバル基準を発表 - ESG Journal

GSCC、CO2排出量を測定・報告するための鉄鋼グローバル基準を発表

8月3日、国際的な鉄鋼業界気候変動イニシアティブである世界鉄鋼気候評議会(GSCC)は、鉄鋼の炭素排出量を測定・報告するための世界基準である「The Steel Climate Standard」を発表した。

本基準は、世界の鉄鋼業界からの温室効果ガス(GHG)排出量削減に焦点を当て、パリ協定が目指す1.5°Cシナリオに沿った排出量削減のための科学的根拠に基づくグライドパスを示すものである。本規格は、全鉄鋼メーカーに等しくグローバルに適用され、顧客が鉄鋼製品に関連する実際の炭素排出量を知り、比較することを可能にする。

GSCCは、グローバルな鉄鋼規格を提唱する複数のグループや企業のひとつである。「鉄スクラップ使用量スライディング・スケール」と呼ばれる、従来の生産プロセスで作られた鉄鋼と、循環型プロセスで作られた鉄鋼の規格を推進するグループもある。対照的に、「The Steel Climate Standard」はプロセスにとらわれない単一の製品基準を設定し、鉄鋼メーカーに科学的根拠に基づく排出量目標の設定を求めている。

GSCCが開発したSteel Climate Standardには以下の通り重要な目的を3つ設定している。

  1. すべての鉄鋼メーカーに等しくグローバルに適用される、鉄鋼製品の認証と企業の科学的根拠に基づく排出量目標設定のための、技術にとらわれない単一の枠組みを提供する
  2. すべての顧客が、購入する鉄鋼製品に関連する炭素排出量を知ることができるようにする
  3. 2050年までにパリ協定における排出削減目標を達成するための業界標準を作成する

【参照ページ】
(原文)Low-carbon coalition publishes a global steel standard to measure and report carbon emissions
(日本語訳)GSCC、CO2排出量を測定・報告するための鉄鋼グローバル基準を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を

    2025-7-29

    SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を(再掲)

    ※2024年12月21日公開済みの記事(2024年11月時点の情報を基に作成された)に2025年7…
  2. 2025-7-29

    企業の88%がサステナビリティを価値創出と認識、気候リスクへの備えも加速

    モルガン・スタンレーの「Sustainable Signals: Corporates 2025」…
  3. GHGプロトコルの改訂とは~カーボンニュートラル実現への新たな方向性

    2025-7-28

    GHGプロトコルの改訂とは?カーボンニュートラル実現への新たな方向性(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に最新のGHGプロコトル更新内容を一部修正・追記し再掲載し…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る