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BASF、クボタ、ZEN-NOHが日本の米生産の改善と最適化に貢献するために協業 - ESG Journal

BASF、クボタ、ZEN-NOHが日本の米生産の改善と最適化に貢献するために協業

5月17日、BASF、クボタ、全農は、日本における米生産の改善と最適化を支援するために協業することを発表した。

本協業は2つのフェーズで構成され、まずBASFの先進的な作物最適化プラットフォーム「xarvio® FIELD MANAGER」とクボタの最先端操作プラットフォーム「KSAS」を統合して操作性を評価する。

プラットフォーム統合の主な目的は、利便性の向上、収穫量の増加、肥料使用の最適化、そして農家への高い投資対効果を実現することである。これにより、高齢化、労働力不足、農地の集約化など、日本の米生産に関わる多くの課題に取り組むことができる。また、農家がより持続可能で国際競争力を持ち、日本の持続可能な食料システムのためのMeaDRI戦略で定められた肥料の削減目標を達成するのにも役立つ。

本協業の第2段階では、ZEN-NOHが管理する稲作を対象としたフィールド試験を通じて、プラットフォーム統合の性能を検証する。

フィールドトライアルは2023年の栽培シーズンに行われ、xarvio FIELD MANAGER、クボタのKSASプラットフォームおよびその機械の使用経験がある農家が参加する。KSASプラットフォームとクボタの田植機を使って、xarvio FIELD MANAGERの可変施肥マップによる圃場固有の施肥を実施する予定である。

新しいフィールドトライアルの結果は、全農とBASFが昨年実施した稲作における100以上のフィールドトライアルの結果を補完するものとなる。昨年のフィールド試験では、xarvio FIELD MANAGERの可変施肥マップが使用され、標準的な施肥方法と比較された。xarvio FIELD MANAGERの可変施肥マップを使用することで、15%から20%の収量増加を達成し、平均10%の肥料投入量の削減を記録した。畑の状況によっては、肥料の使用量を最大で50%削減できたケースもあった。

2021年4月、BASFとZEN-NOHは日本でxarvio FIELD MANAGERを発売した。その成功、特に農家への導入率の高さは、一貫してフィールドごとに測定可能な農学的利益を提供する能力に基づいている。このデジタル製品は、実証済みの植物モデルと農学アルゴリズムを、過去の農学情報、旬のリスク、気象データ、衛星ベースのバイオマス画像などの複数のデータ入力と組み合わせて使用し、農家に対して、作物の施肥や作物保護の適用に関する、明確かつ迅速な、フィールド固有の農学上の推奨事項を提供する。

「xarvio FIELD MANAGER」とクボタの強力な農業・サービス支援システム「KSAS」を接続することで、データ転送用の機器を追加することなく、「xarvio FIELD MANAGER」の施肥可変マップをKSAS対応の田植機でシームレスに転送・利用することが可能になった。

xarvio FIELD MANAGERとクボタのKSASプラットフォームとの完全な連携は、2024年春以降に日本国内で実用化される予定である。

【参照ページ】
(原文)BASF, Kubota and ZEN-NOH collaborate to help improve and optimize Japan’s rice production
(日本語訳)BASF、クボタ、ZEN-NOHが日本の米生産の改善と最適化に貢献するために協業する。

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