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Pandora、約725億円の社債プログラムにおいて、負債コストを気候変動および循環型社会の目標に関連付ける - ESG Journal

Pandora、約725億円の社債プログラムにおいて、負債コストを気候変動および循環型社会の目標に関連付ける

Pandora、約725億円の社債プログラムにおいて、負債コストを気候変動および循環型社会の目標に関連付ける

2月28日、ジュエリーデザイナーで小売業者のPandoraは、同社の気候変動や循環型素材に関する目標に関連した新規債務の条件を設定した、無担保上位債券の発行プログラムを開始した。同社は、本プログラムを利用して5億ユーロ(約725億円)の資金を確保する予定である。

本発表は、Pandoraが更新した「サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク」の発表に続くものである。サステナビリティ・リンク発行で使用する主要業績評価指標(KPI)とサステナビリティ業績目標(SPT)の概要、目標の選定プロセス、負債コストのステップアップを引き起こすトリガーイベント、報告および外部検証要件について説明している。

フレームワークで選択されたKPIは、バリューチェーン全体におけるPandoraの排出量削減、リサイクル素材の使用などである。具体的には、2025年末までにScope1と2の排出量を2019年基準で90%削減する、Scope3の排出量を2027年末までに14%・2028年末までに23%・2029年末までに31%・2030年末までに42%削減する、2025年までにジュエリーに使う銀と金を100%リサイクルして購入するという目標が定められており、これらを達成しない場合に負債コストの引き金が発生する。

Pandoraは、Moody’s Investor Serviceから、同フレームワークを評価するセカンド・パーティ・オピニオンを受けた。サステナビリティの品質スコアは「非常に良い」だった。

サステナビリティ・リンク債は、サステナブル・ファイナンスの中で最も急速に成長している分野の一つであり、発行体の特定のサステナビリティ目標の達成度に連動した利払いなどの特性を備えている。グリーンボンドなどでは、調達した資金を特定のグリーンプロジェクトにしか割り当てられないが、サステナビリティ・リンク・ローンは、調達資金を一般企業の目的に柔軟に使用できるため、企業の関心は急速に高まっている。

【参照ページ】
(原文)Pandora launches euro medium term note programme linked to sustainability 
(日本語参考訳)Pandora、約725億円の社債プログラムにおいて、負債コストを気候変動および循環型社会の目標に関連付ける

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