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英国、プラスチック製食器・カトラリーの使用禁止を決定 - ESG Journal

英国、プラスチック製食器・カトラリーの使用禁止を決定

英国、プラスチック製食器・カトラリーの使用禁止を決定

1月14日、英Thérèse Coffey環境相が発表した声明によると、2023年10月から、使い捨てのプラスチック製の皿、ボウル、フォーク、ナイフなどの販売が禁止される予定である。

新しい規則のもとでは、消費者は、小売店、テイクアウト、食品販売、接客業などの事業者から、いくつかの使い捨てプラスチック製品を購入することができなくなる。禁止されるのは、プラスチック製の皿、トレイ、ボウル、カトラリー、風船スティック、特定の種類のポリスチレン製のカップや食品容器などである。

英国環境・食料・農村地域省の推計によると、英国では年間27億個の使い捨てカトラリーと7億2000万枚以上の使い捨て皿が使用されており、そのうちリサイクルされているのはわずか10%に過ぎない。

今回の禁止令は、2042年までに回避可能なプラスチック廃棄物をすべてなくすという目標を盛り込んだ「the 25 Year Environment Plan」を2018年に発表したのに続き、英国政府によるプラスチック廃棄物への一連の動きの中で最も新しいものだ。同計画の策定以降、英国では、洗い流すタイプのパーソナルケア製品におけるマイクロビーズの禁止、使い捨てのプラスチック製ストロー、飲料用撹拌器、綿棒の供給制限、大手スーパーでその使用を97%削減したキャリアバッグ課金を実施した。

本規則は、2021年11月にこれらのアイテムの販売を禁止する提案に関するコンサルテーションを開始したことを受けたものである。コンサルテーションには53,000以上の回答が寄せられ、一般市民とNGOの回答の95%が禁止に賛成している一方、企業からは20%がすべての禁止に反対しており、提案による他の課題や意図しない結果を強調するものもあり、より多様な回答が寄せられている。

例えば、約半数のメーカーが、提案されている2023年4月の禁止期限に間に合う自信があると感じている一方で、多くの企業は、大幅な価格上昇なしに代替品の安定供給を確保するための十分な時間がないと回答している。企業が新ルールに備える時間を確保するため、禁止措置は10月に導入されることになった。

本規則によると、イートインやテイクアウトを含む、棚に並べられた包装済み食品の包装として使用される皿、トレイ、ボウルには禁止令は適用されないが、企業はこれらの使用を減らし、再利用可能な代替品に移行することが奨励されている。また、政府は、リサイクル可能な包装材を使用し、より高いリサイクル目標を達成するよう生産者にインセンティブを与える拡大生産者責任制度を通じて、これらの品目に対処することを計画している。

【参照ページ】
(原文)Far-reaching ban on single-use plastics in England
(日本語参考訳)英国、プラスチック製食器・カトラリーの使用禁止を決定

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