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ユナイテッド航空、気候変動対策企業のスバンテに出資、回収した炭素をジェット燃料に転換 - ESG Journal

ユナイテッド航空、気候変動対策企業のスバンテに出資、回収した炭素をジェット燃料に転換

3月29日、ユナイテッド航空は、回収したCO2を含む原料から作られるSAFの生産と利用を拡大する計画の一環として、炭素回収・除去技術を提供するSvante(スバンテ)に1500万ドル(約20億円)を投資することを発表した。

2007年に設立されたスバンテは、産業排出物からCO2を回収・除去する構造化吸着床(フィルター)とモジュール式ロータリーコンタクターを提供しており、排出量の多い産業が既存のインフラから大量の排出物を回収できるようにする。同社のソリューションは、水素、紙パルプ、石灰、セメント、鉄鋼、アルミニウム、化学などの分野における産業の脱炭素化をターゲットとしており、この技術は直接空気捕捉(DAC)ソリューションにも利用できる。

本投資は、スバンテが先日発表した3億1800万ドル(約420億円)のシリーズEファイナンスの一部であり、最近設立されたUnited Airlines Ventures Sustainable Flight Fundによるものである。本ファンドは、ユナイテッド航空と、Air Canada(エア・カナダ)、Boeing(ボーイング)、GE Aerospace(GEエアロスペース)、JPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)、Honeywell(ハネウェル)などのパートナーから1億ドルを超える出資を受けて2月に設立された。SAFの研究・技術・生産に焦点を当てた新興企業への投資と支援を目的としている。

ユナイテッド航空は、カーボンオフセットに頼らず、2050年までに温室効果ガス排出量の完全削減を約束している。同航空が最近発表したSAFのひとつに、排出されたCO2を燃料に利用するCO2利用企業Dimensional Energy(ディメンショナル・エナジー)への出資が含まれている。ユナイテッド航空はまた、再利用された二酸化炭素から製造されるSAFを20年間で少なくとも3億ガロン購入することに同意した。本投資を発表した声明の中で、ユナイテッド航空は、スバンテがディメンショナル・エナジーと協働していることに言及している。

【参照ページ】
(原文)United Announces $15 Million Investment in Carbon Capture Company Svante
(日本語訳)ユナイテッド航空、気候変動対策企業のスバンテに出資、炭素をジェット燃料に転換

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