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シンガポールのMASとSGX、ESG情報開示のプラットフォームを開始 - ESG Journal

シンガポールのMASとSGX、ESG情報開示のプラットフォームを開始

 

9月12日、シンガポールの中央銀行および金融規制機関であるシンガポール通貨監督庁(MAS)とシンガポール取引所(SGXグループ)は、企業の環境・社会・ガバナンス報告プロセスを簡素化し、投資家が一貫性があり比較可能な企業のサステナビリティデータにアクセスできることを目的とした新しいESG開示プラットフォーム、ESGenomeを立ち上げると発表した。

本発表は、MASが2021年11月に発表した、テクノロジーとデータを活用し、より透明性、信頼性、効率性の高いESGエコシステムを構築することにより、グリーンおよびサステナブルファイナンスへの資金動員を支援することを目的としたプロジェクト・グリーンプリントの下、一連のサステナビリティデータ重視のプラットフォームを開発する計画を受けてのものである。

MASによると、本プラットフォームは、世界中でサステナビリティ報告の枠組みや基準が急増し、データ収集方法に一貫性がないため、企業にとって開示上の大きな課題とESGデータの比較可能性が低くなっていることを受けたものである。

ESGenomeは、英国に拠点を置くESGソリューションプロバイダーであるワールドワイドジェネレーション(WWG)により、SaaS型ソリューションとして運営される予定である。本プラットフォームにより、SGX上場企業は27のSGXコアESG指標に基づくサステナビリティ報告と、世界的に認められたESG報告基準やフレームワークに沿った追加開示を実施することが可能になる。企業は各指標について1回だけ入力する必要があり、その後、プラットフォームが選択した基準や枠組みに入力を自動的にマッピングし、入力内容からサステナビリティ報告書を自動的に作成することが可能になる。

MASは、ESG開示ポータルに加えて、異なるセクターのプラットフォームや信頼できるデータソースからESGデータを集約する「Greenprint Data Orchestrator」、分散台帳上でESG認証を記録・管理する「Greenprint ESG Registry」、グリーンテクノロジープロバイダーと投資家や企業をつなぐ「Greenprint Marketplace」の立ち上げを目指す。

【参照ページ】
(原文)MAS and SGX Group Launch ESGenome Disclosure Portal to Streamline Sustainability Reporting and Enhance Investor Access to ESG Data
(日本語訳)シンガポールのMASとSGX、ESG情報開示のプラットフォームを開始

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