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シカゴ、2025年までにビル・空港・事業所を100%再生可能エネルギーに移行 - ESG Journal

シカゴ、2025年までにビル・空港・事業所を100%再生可能エネルギーに移行

 

8月8日、シカゴ市は、2025年までに、ビル、空港、街灯など、市のすべての施設と運営を100%再生可能エネルギーに移行する約束を発表した。

新しい公約の達成に向けた大きな一歩として、Lori Lightfoot市長は、クリーンエネルギー企業Constellationと新しいエネルギー供給契約を締結し、イリノイ州ダウンステートにあるSwift Current Energyが開発中の新しい太陽光発電設備「ダブルブラック・ダイヤモンド・プロジェクト」から再生可能エネルギーを供給することを発表した。

ダブルブラック・ダイヤモンド・プロジェクトは593メガワットで、これまで同州で行われた太陽光発電プロジェクトの中でも最大級となる見込みである。本プロジェクトは年内に着工され、イリノイ州の他の主要な組織にとっても再生可能エネルギーの供給源となる。

ConstellationとSwift Current Energyは、シカゴにおける職業訓練、教育、その他のプログラムに資金を提供し、多様で持続可能性を重視する労働力の開発に注力することも約束した。

Constellationとの契約の一環として、市は2025年に、空港、ハロルド・ワシントン図書館センター、ジャーディン浄水場などの主要なエネルギー用途の一部を、再生可能エネルギーのダブル・ブラック・ダイヤモンドで賄う予定である。

残りの中小ビルや街灯などの電力使用については、他から再生可能エネルギー・クレジット(REC)を調達するとしている。

また、同市は、イリノイ州電力庁の再生可能エネルギー・ポートフォリオ基準「セルフ・ダイレクト」クレジット・プログラムに申請する計画も発表している。本プログラムは、風力発電や太陽光発電による再生可能エネルギー証書を購入した場合、対象の大口エネルギー消費者に電気料金のクレジットが提供されるものである。同市は、セルフ・ダイレクトプログラムの請求書クレジット資金を再投資し、市の建物と車両の脱炭素化を継続すると表明している。

本協定は、市の二酸化炭素排出量を削減し、クリーンで再生可能なエネルギーへの移行を加速させる一歩となる。2022年気候行動計画では、2040年までに温室効果ガス排出量を62%削減するという中間目標が詳述されている。

米国環境保護庁の試算によると、太陽光エネルギーの導入により、シカゴは年間29万トン以上の二酸化炭素排出量を削減する見込みである。

【参照ページ】
(原文)Mayor Lightfoot Announces Agreement to Purchase 100% Clean, Renewable Energy Starting in 2025
(日本語訳)シカゴ、2025年までにビル・空港・事業所を100%再生可能エネルギーに移行

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