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SBTi、Burberryのネット・ゼロ・エミッション目標を承認 - ESG Journal

SBTi、Burberryのネット・ゼロ・エミッション目標を承認

8月11日、ラグジュアリーブランドであるBurberryは、同社の気候目標が、パリ協定に沿って地球温暖化を1.5℃に抑えるための基準を満たすものとして、Science Based Targets initiative(SBTi)により承認されたと発表した。Burberryは、ネット・ゼロ・エミッションの目標に対して同イニシアチブから承認を受けた最初のラグジュアリー・ファッションブランドである。

SBTiは、気候変動への対応と抑制という世界的な目標と、企業の環境持続可能性行動との整合性に焦点を当てた重要な組織の一つだ。昨年、同団体は「ネット・ゼロ・スタンダード」を立ち上げ、ネット・ゼロ・エミッション達成に向けた企業の取り組みを評価・認証するための厳格な基準を設定した。

【関連記事】SBTi、企業のネット・ゼロ目標を評価・認証する規格を発表

また、SBTiは、気候変動による最悪の影響を回避するために必要な1.5℃温暖化の野心に沿った目標のみを受け入れることを発表し、承認された気候目標の基準を厳しくしている。

【関連記事】SBTi、企業目標設定を「1.5℃」に引き上げる新戦略を発表

Burberryは2019年に初めて科学的根拠に基づく目標を設定し、昨年はネット・ゼロを超え、2040年までに「気候ポジティブ」になることを誓約した。同社の短期および長期の気候に関するコミットメントには、スコープ1および2の温室効果ガス(GHG)排出量の絶対量を2017年を基準として2023年までに95%削減し、スコープ3のGHG排出量の絶対量を2019年を基準として2030年までに46.2%削減する目標が含まれている。

長期的には、2023年から2040年にかけて、スコープ1と2のGHG排出量を2017年度基準で95%以上削減することを維持し、スコープ3のGHG排出量の絶対量を2019年度基準で2040年までに90%削減することを目標としている。

スコープ1と2は、店舗や製造拠点、オフィスでの電気やガスなど、バーバリーの事業活動によって発生する排出物を含む。スコープ3は、製造および資材調達パートナーによるエネルギー使用など、バーバリーの広範なサプライチェーンにおける排出量を含んでいる。

【参照ページ】
(原文)BURBERRY RECEIVES SBTI APPROVAL FOR NET-ZERO EMISSIONS TARGET
(日本語訳)SBTi、Burberryのネット・ゼロ・エミッション目標を承認

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