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Google・MAS、気候変動Fintechインキュベータープログラムを開始 - ESG Journal

Google・MAS、気候変動Fintechインキュベータープログラムを開始

7月26日、シンガポールの中央銀行および金融規制機関であるシンガポール通貨庁(MAS)とGoogle Cloudは、アジアにおける気候変動FinTechソリューションの革新・インキュベーション・拡大を目的とした新しいイニシアティブ「Point Carbon Zero Programme」を立ち上げると発表した。

本イニシアティブでは、FinTech企業やソリューションプロバイダーが、気候変動金融に関するさまざまな問題に対処するための技術的ソリューションを提出するよう求められ、100のソリューションがさらなる開発のためにショートリストされ、アジアにおける持続可能なプロジェクトへの資金流入を可能にする能力が試される予定だ。また、本プログラムは、1万社の中小企業がサステナビリティの目標を設定し、追跡し、達成できるようにすることを目的としている。

新プログラムは、テクノロジーとデータを活用し、より透明で信頼性の高い効率的なESGエコシステムを構築することにより、グリーンかつ持続可能な金融への資本動員を支援するために2020年に開始されたMASのプロジェクト・グリーンプリントの下で連携するものである。また、2021年には、MASは、ESGとサステナビリティに焦点を当てたデータプラットフォームの開発について、金融技術プロバイダーや金融業界参加者と提携するイニシアティブを発表している。

本イニシアティブの主な特徴としては、選抜された参加者に対する指導と資金提供、セクターおよび企業レベルの排出量を測定するソリューションの精度を高めるために使用できるデータへのアクセス、Google CloudのCarbon Sense Suiteへのアクセスなどがある。これにより、金融機関のクラウド使用に伴う二酸化炭素排出量を追跡・削減し、さらに、金融機関の持続的金融・投資決定を支援するデータ共有を円滑にできる。

当プログラムをサポートするため、Google Cloudは気候変動ファイナンスに特化したオープンソースのクラウドプラットフォームを立ち上げ、参加者はそこに自社のソリューションを展開するよう招待される予定である。また、本プラットフォームにより、FinTechは金融機関と連携し、FinTechソリューションの構築、ホスト、拡張を行うことができるようになる。

【参照ページ】
(原文)MAS and Google Cloud Launch Point Carbon Zero Programme to Catalyse Climate FinTech Solutions
(日本語訳)Google・MAS、気候変動Fintechインキュベータープログラムを開始

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