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世界の主要銀行6社、航空業界の脱炭素化に向けた気候変動金融イニシアチブを開始 - ESG Journal

世界の主要銀行6社、航空業界の脱炭素化に向けた気候変動金融イニシアチブを開始

4月7日、Bank of Americaをはじめとする大手グローバル金融機関6社は、RMIの気候変動ファイナンスセンターと新たに提携し、航空気候変動ファイナンスワーキンググループの設立を発表した。 航空部門の脱炭素化を支援する。

航空業界は、温室効果ガス(GHG)排出の大きな原因として、世界の排出量の2~3%を占めており、対策を講じなければ、さらなる割合増加の可能性がある。航空機の効率向上、持続可能な航空燃料の開発、低炭素またはゼロ・カーボン推進システムを採用した航空機の開発などの取り組みが進行中であり、航空機産業が気候に与える影響に対処するには、今後数年間にわたって多額の投資を行う必要がある。

新しいワーキンググループは、航空部門の脱炭素化に向けた対策の共通目標を定義するための気候変動対応型金融(CAF)フレームワークの作成を目的とする。本フレームワークは、今年末の完成を目標に、報告における一貫性と透明性を高め、気候目標に対する進捗を測定する際の公平性の確立を目指す。金融機関が自社の航空ローン債権の排出量を評価し、排出量を報告、低炭素ソリューションや新技術への投資に資金を提供できるようにする。

本ワーキンググループは、各機関の航空に特化したメンバーで構成され、航空産業の気候に関する世界規模の対策の確立を支援し、他の金融機関にも枠組みの採用を呼びかける予定である。

RMIは2020年7月、金融機関・企業・専門家が気候変動の改善に向けた課題に対応することを目的とし、気候整合金融センターを設立した。同センターは、業界を超えて、排出量の多い業界のセクター別気候整合イニシアチブを形成し、世界規模での解決策・実践・評価水準の開発に貢献。今回の新しい航空業界の取り組みは、鉄鋼セクターの脱炭素化を支援することを目的としたワーキンググループの立ち上げや、海運セクターのポセイドン原則の策定におけるRMIの取り組みに続くものである。

【参照ページ】
(原文)Six Global Financial Institutions Chart a Flight Path to Decarbonizing Aviation
(日本語訳)世界的な金融機関6社、航空産業の脱炭素化支援

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