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シンガポール国立大学、サステナブル・ファイナンス修士課程を開設 - ESG Journal

シンガポール国立大学、サステナブル・ファイナンス修士課程を開設

シンガポール国立大学、サステナブル・ファイナンス修士課程を開設

シンガポール国立大学は、環境問題や持続可能性の課題に対処するための金融ソリューションやサービスを提供する成長市場で活躍できる人材の育成を目的とした、「サステナブル&グリーンファイナンス修士課程」(MSc SGF)の開設を発表した。NUSによると、この新しい修士プログラムをアジアで提供する初めての大学となる。

世界の主要経済国が低炭素で持続可能な経済への移行を目指す中、この変化を促進するために必要な大規模な資本の流れや投資を促進・支援するために、サステナブル・ファイナンス市場が大きな役割を果たすようになっている。

サステナブル・ファイナンスの拡大と普及の最も明確な兆候の一つは、サステイナブル・ボンドの急成長だ。Moody’sやICEなどの市場情報提供者が最近発表したいくつかのレポートによると、サステナブルボンドの市場規模は年間1兆ドルの発行額となっており、今後も2桁台の成長が続くと予測されている。その中でも、発行体のESGパフォーマンスに連動した条件で発行されるサステナビリティ・リンク・ボンドは、市場で最も急速に成長している分野の一つだ。

シンガポールは、アジア市場で拡大するESGおよびサステイナブル・ファイナンスの機会を利用しようとする金融サービス会社やESG特化データプロバイダーのハブとして浮上している。9月には、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)が、シンガポールにサステナブル・ファイナンス専門のイノベーションユニットを立ち上げ、昨年初めには、ムーディーズが2月にシンガポールに独自のESGソリューショングループのオフィスを設立とシンガポールオフィスの拡大に向けた一連の取り組みを発表した。

NUSビジネススクールがSGFINと共同で立ち上げた新しいマスターズプログラムでは、サステナブルファイナンスの理論や研究に加えて、アジアの企業や金融市場に関するケーススタディを行う。NUSによると、学生は、環境問題やビジネス上の課題を特定し、規制当局への報告や環境リスクの管理、持続可能な投資など、実際の業界の問題に対して実現可能な金融サービスやソリューションを提案できるようになる。

【参照ページ】
(原文)NUS Business School launches Master’s programme in Sustainable and Green Finance
(日本語訳)シンガポール国立大学、サステナブル・ファイナンス修士課程を開設

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