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エンブラエル、再生可能エネルギーを利用した航空機ラインを発表 - ESG Journal

エンブラエル、再生可能エネルギーを利用した航空機ラインを発表

エンブラエル、再生可能エネルギーを利用した航空機ラインを発表

ブラジルを拠点とする航空・宇宙企業のエンブラエルは、2050年までに炭素排出量をネット・ゼロにするという航空業界の目標達成を目指し、再生可能エネルギー推進技術を用いた航空機コンセプト「エネルギア・ファミリー」を発表した。

今回の発表は、エンブラエル社が今年初めに発表した一連のESG目標に続くもので、2026年までに電動垂直離着陸機(eVTOL)を発売し、2050年までに航空業界の排出量をネット・ゼロにするという野心を含んでいる。

エンブラエルは、先月、世界の主要な航空会社、空港、航空管制会社、航空機およびエンジンメーカーの連合体が発表した、2050年までに航空機の炭素排出量をネット・ゼロにするという公約も支持している。

航空業界は、世界の排出量の2~3%を占める温室効果ガス(GHG)の重要な排出源であり、脱炭素化が最も困難な部門の一つとして注目されている。航空機の効率化、持続可能な航空燃料(SAF)の開発、電気や水素などの低炭素またはゼロカーボン推進システムを採用した航空機の開発など、航空業界の気候変動への影響に対処するためのさまざまな取り組みが行われてる。

新しいエネルギアファミリーは、ハイブリッド電気推進で最大90%のCO2排出量削減を実現するエネルギアハイブリッド、完全電気推進でCO2排出量ゼロのエネルギアエレクトリック、水素電気推進でCO2排出量ゼロのエネルギアH2フューエルセル、水素またはSAF/Jet-Aタービンで最大100%のCO2排出量削減を実現するエネルギアH2ガスタービンなど、異なる推進技術を採用した4つのコンセプト機で構成されている。

エンブラエルでは、新しいコンセプト機に加えて、航空機からの排出物削減に向けた同社の取り組みを紹介した。例えば、Eジェット機シリーズでは、ドロップインSAF、サトウキビやカメリナなどの植物由来の燃料と化石燃料の混合燃料のテストを行っており、2030年までにエンブラエル社のすべての航空機をSAFに対応させる予定だ。

【参照ページ】
(原文)Embraer reveals ‘Energia’ family of electric- and hydrogen-powered aircraft concepts
(日本語訳)エンブラエル、再生可能エネルギーを利用した航空機ラインを発表

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