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Manulife Investment Management、4億8000万ドル規模の森林気候ファンドを閉鎖 - ESG Journal

Manulife Investment Management、4億8000万ドル規模の森林気候ファンドを閉鎖

1月27日、運用面積500万エーカー以上を誇る世界最大級の森林投資運用会社であるManulife Investment Managementは、「Manulife Forest Climate Fund LP」(マニュライフ森林気候ファンド)の第三次および最終クローズ完了を発表した。本ファンドは、関連するオフショアビークルを含め、4億8010万ドルのコミットメントを獲得した。投資家層は、米国の適格投資家、企業、世界的な機関投資家など多岐にわたり、持続可能な森林経営を通じて炭素吸収を優先し、気候変動の緩和に貢献する機会を求める投資家が参加している。

Manulife Investment Managementの森林投資部門グローバル責任者であるトム・サルノ氏は、本ファンドのマイルストーン達成に喜びを表し、森林気候戦略に対する世界的な関心の高まりが森林投資の新たな可能性を示していると述べた。

本ファンドは、炭素を主要な価値創出要因とする持続可能な森林資産の分散型ポートフォリオを構築し、投資家に提供することを目的としている。持続可能な森林管理を通じて気候変動の緩和を図り、ファンドの存続期間中に600万トン以上の二酸化炭素を吸収することを目指す。また、投資家には、高品質の炭素クレジットを提供し、現物炭素クレジットの分配またはオフセット販売の選択肢を毎年提供する予定である。

さらに、森林や再植林を通じて新たな森林を創出し、高品質な炭素クレジットを生み出すとともに、長期的な持続可能な木材価値を確保することも戦略の一環としている。資本の保全を重視しながら、適度な現金収入を確保し、炭素価値および資産の長期的な価値向上による利益を実現することを目標としている。

本ファンドはすでに投資戦略に基づく分散型ポートフォリオの開発を進めており、現在までに15万エーカー以上を取得し、資本配分の50%に到達している。2025年にはさらなる資産の取得を計画し、ポートフォリオの拡充と多様化を進める予定である。

インパクト投資および自然気候ソリューション担当マネージングディレクターであるエリック・クーパーストロム氏は、森林が最も有力な自然気候ソリューションとして投資家に認識されていることを強調し、今後も自然気候ソリューションを活用した新たな投資機会を追求していく方針を示した。

【参照ページ】
(原文)Manulife Investment Management Announces Close of $480 Million Forest Climate Fund
(日本語参考訳)マニュライフ・インベストメント・マネジメント、4億8000万ドルの森林気候ファンドのクローズを発表

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