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クライムワークスが新しい炭素除去ポートフォリオサービスを開始 - ESG Journal

クライムワークスが新しい炭素除去ポートフォリオサービスを開始

クライムワークスが新しい炭素除去ポートフォリオサービスを開始

4月17日、チューリッヒを拠点とするDAC(Direct Air Capture)プロバイダーのクライムワークスは、幅広い炭素除去技術とソリューションにまたがる高品質の炭素除去ポートフォリオを企業に提供することを目的とした新サービス、クライムワークス・ソリューションズの開始を発表した。

2009年にクリストフ・ゲバルトとヤン・ヴルツバッハーによって設立されたクライムワークスは、これまでDACプロバイダーのリーディングカンパニーとしての地位を築くことに注力してきた。2022年、同社はDAC能力を拡大することを目的とした株式資金調達ラウンドで約6億5,000万ドル(約1,004億円)を調達した。それ以来、同社は「マンモス」と呼ばれる新しい36,000トン容量のDAC施設の建設に着手し、最近、完成間近であることを明らかにした。

2022年の画期的な気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の気候変動緩和研究によると、温暖化を1.5℃に抑えるシナリオには、今後数十年にわたって年間数十億トンに拡大する二酸化炭素除去方法が含まれている。しかし、同報告書では、二酸化炭素を回収・貯蔵する既存の解決策は複数存在するものの、そのほとんどは初期段階にあり、現在のところ規模が限定的であるとも指摘している。

クライムワークスは、DACベースの除去から脱却するという決断は、顧客の需要の高まりと、気候変動に対処するために炭素除去産業を「あらゆる面で」拡大する必要性に応えるものだと述べた。

同社によると、この新サービスは、企業の戦略的優先事項、タイミング、品質、予算に合わせ、クライムワークスが組み立て、調達、管理するテーラーメイドのソリューション・パッケージを提供する。DACに加え、植林や再植林、バイオ炭、炭素回収・貯留を伴うバイオエネルギー、風化促進などの炭素除去ソリューションもポートフォリオに含めることができる。クライムワークスはまた、ソリューションが綿密なデューデリジェンスを受け、第三者によって検証されていることを保証する。

新サービスの開始と同時に、クライムワークスはスイスの高級時計メーカーであるブライトリングをクライムワークス・ソリューションズの最初の顧客として発表し、両社はクライムワークスのDAC技術に加え、耐候性を強化したポートフォリオを含む12年間の契約を発表した。

【参照ページ】
(原文)Breitling joins forces with Climeworks for its net-zero strategy
(日本語参考訳)ブライトリング、ネット・ゼロ戦略でクライムワークスと提携

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