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英国、レジ袋有料化により使用量は98%減少 - ESG Journal

英国、レジ袋有料化により使用量は98%減少

ペットボトル

7月31日、英環境・食糧・農村地域省は、2015年の使い捨てレジ袋の有料化により、レジ袋使用量が98%以上減少したと発表した。

英国では、2015年に小売大手を対象にレジ袋が5ペンスに有料化された。それ以来、アスダ、マークス・アンド・スペンサー、モリソンズ、セインズベリー、協同組合グループ、テスコ、ウェイトローズ等の主要小売店での使用量は98%以上減少した。イングランド地方では、購入される使い捨てレジ袋は年間2枚まで減少した。

主な小売業者によって販売されたと報告された使い捨てレジ袋の数は、2021/2022年の1億9,700万枚から2022/23年には1億3,300万枚となり、33%減少した。これは、2014年に使用された76億枚からの大幅な減少である。

2021年には10ペンスに引き上げられ、すべての小売企業に適用された。これにより、使用される袋の数は2019/20年の6億2700万枚から2022/23年には4億600万枚へと35%以上減少した。レジ袋からの収益は、社会的活動に寄付することが推奨されており、小売大手は2億600万ポンド(約380億円)を寄付している。

レジ袋の有料化は、プラスチック廃棄物の流れを変えるための政府の行動の上に成り立っている。2018年、政府は、洗い流すタイプのパーソナルケア製品に含まれるマイクロビーズを世界で最も厳しく禁止することを発表し、2020年には、使い捨てのプラスチック製ストロー、飲料用かき混ぜ器、綿棒の供給制限を導入した。

政府はまた、2022年4月に、英国で製造または英国に輸入されるプラスチック包装で、再生プラスチックを30%以上含まないものに対し、1トン当たり200ポンド以上の課税を導入した。

環境法を通じて、政府はプラスチック汚染とポイ捨てに取り組むためのさらなる措置を導入している。これには、飲料容器のデポジット・リターン制度の導入や、イングランドの全世帯および企業に対するリサイクル回収の簡素化計画が含まれる。

イングランドでは、2023年10月1日から、さまざまな使い捨てプラスチックが禁止される。規制の対象となるのは、使い捨てのプラスチック皿、トレイ、ボウル、カトラリー、風船スティック、特定の種類のポリスチレン製カップや食品容器などである。

【参照ページ】
(原文)Plastic bag use falls by more than 98% after charge introduction
(日本語参考訳)英国、レジ袋有料化により使用量は98%減少

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