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IFRSのサステナビリティと気候に関する報告基準、2024年に発効予定 - ESG Journal

IFRSのサステナビリティと気候に関する報告基準、2024年に発効予定

IFRSのサステナビリティと気候に関する報告基準、2024年に発効予定

2月17日、国際財務報告基準審議会(IFRS)の国際サステナビリティ基準委員会(ISSB)は、IFRSの新しいグローバル・サステナビリティ・気候変動開示基準を2024年1月から適用する予定と発表した。

新しい報告基準は2023年第2四半期末までに発表され、企業は2025年に同基準に照らした開示を開始する。ISSBは、2024年の発効日を設定したのは、「包括的で一貫性がある比較可能なサステナビリティ関連情報を開示することを世界中の企業に求める投資家の強い要望」に応えるものだと述べている。

2021年11月にCOP26気候変動会議で正式に発足したISSBは、IFRSサステナビリティ開示基準を開発することで、各法域が単独で使用できる、あるいはより広範な報告フレームワークに組み込める、開示要求のグローバルベースラインを提供している。理事会は、2022年3月に、サステナビリティ関連財務情報の一般要求事項と気候関連開示の2つの報告基準の最初の公開草案を発表した。

2023年半ばの公表は、ダボスで開催されたWEFフォーラムでIFRS議長エルッキ・リイカネンが発表した、6月に最終化するという予定と一致する。また、リイカネン議長はフォーラムで、基準の公表後は生物多様性、人的資本、人権に関する報告や、財務報告とサステナビリティ報告との関連性など、一連の問題について協議する予定であると述べている。

2024年の発効日の発表に加え、ISSBは木曜日の会合で、基準の技術的内容すべてについて最終決定を下し、基準の内容が完全に合意されたことを示した。

また、ISSBは、特定のISSB基準がない場合、IFRSの一般的なサステナビリティ報告基準を適用する際のガイダンス源として、GRI基準及び欧州持続可能性報告基準(ESRS)への参照を含めることを決議した。

ISSBは、確定した基準の公表や、企業が新基準に照らした報告を開始する準備を進める中で、さらなるガイダンスと研修資料の作成に力を注ぎ、パートナーと協力して、さまざまな経済環境における中核的な能力開発プログラムの実施に取り組むと述べた。

【参照ページ】
(原文)ISSB ramps up activities to support global implementation ahead of issuing inaugural standards end Q2 2023
(日本語参考訳)IFRSのサステナビリティと気候に関する報告基準、2024年に発効予定

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