Warning: Undefined array key "WP_Widget_Recent_Comments" in /home/xs872497/kinomoto-firm.com/public_html/ctest/wp-content/themes/opinion_tcd018/functions.php on line 414
M&S、食品廃棄物削減のため青果物の賞味期限を撤廃 - ESG Journal

M&S、食品廃棄物削減のため青果物の賞味期限を撤廃

M&S、食品廃棄物削減のため青果物の賞味期限を撤廃

7月17日、マークス&スペンサー(M&S)は、食品廃棄に取り組むため、300以上の果物や野菜の賞味期限を撤廃すると発表した。賞味期限は、M&S のスタッフが鮮度と品質を確認するためのコードに置き換えられる予定だ。Tesco、Morrisons、Co-opなどのスーパーマーケットでは、一部の商品で賞味期限を廃止している。

Waste & Resources Action Programme (Wrap)は、英国の食品廃棄物の70%は家庭で廃棄されており、食べられる食品は年間450万トンにのぼると発表した。

消費期限とは、生鮮食品を安全に調理・消費できる期限を示すものである。一方、賞味期限は、品質、味、食感を最もよくするために、いつまでに消費すればよいかを示すものだ。食品基準庁は、製品に賞味期限と消費期限のどちらを表示するかは、メーカーの判断に委ねられるとしている。食品の製造方法やリスクの高さなどの要因によるとしている。食品価格が高騰し、生活必需品のコストを抑えようとするスーパーマーケットにとって、賞味期限の撤廃は収益に貢献する可能性もある。

Tescoは2018年、100以上の果物や野菜製品で賞味期限を廃止した。今年1月には、Morrisonsが自社ブランドの牛乳の90%から賞味期限を撤廃する計画を発表し、商品を捨てる前に代わりに「嗅覚テスト」を行うよう顧客に呼びかけた。また、4月にはCo-opが自社ブランドのヨーグルトの賞味期限を廃止し、ガイダンスとして賞味期限を表示する計画を発表している。

M&Sは、サステナビリティ・ロードマップの一環として、2030年までに食品廃棄物を半減させ、2025年までに食用余剰分をすべて再分配することを約束している。

【参照ページ】
(原文)M&S REMOVES BEST BEFORE DATES ACROSS FRUIT AND VEG IN BID TO TACKLE FOOD WASTE
(日本語訳)M&S、食品廃棄物対策として青果物の賞味期限を撤廃

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を

    2025-7-29

    SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を(再掲)

    ※2024年12月21日公開済みの記事(2024年11月時点の情報を基に作成された)に2025年7…
  2. 2025-7-29

    企業の88%がサステナビリティを価値創出と認識、気候リスクへの備えも加速

    モルガン・スタンレーの「Sustainable Signals: Corporates 2025」…
  3. GHGプロトコルの改訂とは~カーボンニュートラル実現への新たな方向性

    2025-7-28

    GHGプロトコルの改訂とは?カーボンニュートラル実現への新たな方向性(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に最新のGHGプロコトル更新内容を一部修正・追記し再掲載し…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る