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bpとthyssenkrupp、鉄鋼の脱炭素化に関するパートナーシップを締結 - ESG Journal

bpとthyssenkrupp、鉄鋼の脱炭素化に関するパートナーシップを締結

bpとthyssenkrupp、水素に特化した鉄鋼の脱炭素化に関する共同研究を開始

7月11日、エネルギー大手bpと鉄鋼メーカーであるthyssenkrupp Steel(ティッセンクルップ・スチール)は、鉄鋼生産における低炭素水素と再生可能エネルギーの供給拡大に焦点を当て、鉄鋼の脱炭素化の支援を目的とした新しいパートナーシップの締結を発表した。

鉄鋼業は、世界的に最もCO2を排出する企業の一つであり、この分野からの温室効果ガス排出量は、世界の化石燃料の使用による直接排出量の7~9%を占めている。世界の製造業がサプライチェーンの脱炭素化を目指す中、化石燃料を使用しないエネルギーで生産される鉄鋼の需要は大幅に増加すると予想される。

ティッセンクルップは、ドイツにおけるCO2排出量の2.5%を占めており、主に石炭焚き高炉の使用によるものである。同社は、鉄鉱石を低炭素の水素で還元する直接還元プラントへの移行により、長期的に鉄鋼生産を気候変動に左右されないものにすることを目指している。近い将来、ティッセンクルップは2025年までに40万トンのCO2削減鋼材の生産を目標としている。

本パートナーシップで、両社はブルー水素とグリーン水素、および風力・太陽光発電の電力購入契約による供給オプションを検討する予定である。また、欧州における低炭素水素開発およびグリーンスチールの成長を支援する政策を提唱していく予定である。

水素と再生可能エネルギーの生産能力の増強は、国際的な石油会社から総合エネルギー企業への転換を目指すbpの長期戦略の主要な部分を形成している。bpは2月に、バイオエネルギー、利便性、EV充電、自然エネルギー、水素などの「移行成長事業」の設備投資全体に占める割合を、2025年までに40%以上、2030年までに50%程度に引き上げる計画を発表し、2030年までに自然エネルギーの発電容量を50GWとすることを目指している。

【参照ページ】
(原文)bp and thyssenkrupp Steel work together to advance the decarbonisation of steel production
(日本語訳)bpとthyssenkrupp、水素に特化した鉄鋼の脱炭素化に関する共同研究を開始

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