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ExxonMobil、2050年までの温室効果ガス排出ネット・ゼロ目標を発表 - ESG Journal

ExxonMobil、2050年までの温室効果ガス排出ネット・ゼロ目標を発表

ExxonMobil、2050年までの温室効果ガス排出ネット・ゼロ目標を発表

1月18日、ExxonMobilは主要施設・設備の詳細な排出削減ロードマップを作成し、2050年までに操業資産の温室効果ガス排出をネット・ゼロ にするという野心的な目標を発表した。

本目標は、ExxonMobilの「Advancing Climate Solutions – 2022 Progress Report」(旧名称「Energy & Carbon Summary」)に記載されている。ネットゼロの目標は、スコープ1およびスコープ2の温室効果ガス排出量に適用され、ExxonMobilの2030年の排出量削減計画に基づいている。パーミアン・ベースンの事業におけるネット・ゼロのほか、炭素回収・貯蔵、水素、バイオ燃料など、同社が幅広い経験を有する低排出のソリューションに継続的に投資することを含んでいる。

本報告書では、国連気候変動に関する政府間パネルの2018年特別報告書や国際エネルギー機関の2050年までのネット・ゼロシナリオなど、パリと連携した様々なネット・ゼロシナリオに対して検証した際に、ExxonMobilの事業戦略がいかに弾力的であるかを詳細に説明している。加えて、同社の短期・中期事業計画が政策や技術の進展とどのように調整可能であるか、将来における変更の必要性を評価するために、道標や先行指標をどのように利用しているかについて概説している。

ExxonMobilは二酸化炭素の回収・貯留、水素、バイオ燃料への投資を通じて、顧客の温室効果ガス排出量削減支援を本格化する。また同社は2050年までに運用資産のネット・ゼロを達成するために、上流、下流、化学事業の資産に適用可能な150以上の取り組み・ステップを設定した。

すでに実施されている最初のアクションは、エネルギー効率化対策、メタンガス削減、機器のアップグレード、ガス抜きや日常的なフレアリングの廃止などである。さらに、電力や蒸気のコジェネレーション、再生可能エネルギーや低排出ガス電力を利用した事業の電化など、影響力の大きい削減の機会もある。同社は、今年末までに事業関連の温室効果ガス排出量の約90%に対応する詳細なロードマップを確定し、残りは2023年に完成させる予定だと述べている。

【参照ページ】
(原文)ExxonMobil announces ambition for net zero greenhouse gas emissions by 2050
(日本語訳)ExxonMobil、2050年までに温室効果ガスの排出を完全にゼロにする目標を発表

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