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日本道路と清水建設、環境配慮型アスファルト混合物を製品化 - ESG Journal

日本道路と清水建設、環境配慮型アスファルト混合物を製品化

8月2日、日本道路と清水建設は炭素固定効果のあるバイオ炭を用いた環境配慮型アスファルト混合物「バイオ炭アスコン」を共同で開発および製品化した。バイオ炭アスコンは通常のアスファルト混合物に使用される砂の一部を炭素固定効果のあるバイオ炭で代替することで、施工性や品質を維持しながら、炭素排出量削減を実現する新技術である。

この技術は、清水建設がコンクリート分野で培ったバイオ炭混合ノウハウと、日本道路が持つアスファルト合材の製造技術を融合させたものである。今後、日本道路がバイオ炭アスコンの製造・販売を担当し、道路舗装事業への導入を積極的に提案していく。

バイオ炭とは、生物資源を炭化したものであり、特に木質バイオマスを原料とするバイオ炭には、大気中から吸収したCO2が難分解性の炭素として固定される。バイオ炭アスコンには、炭素含有率が約90%に達するオガ炭を使用しており、1kgあたり実質2.3kgのCO2を固定する効果がある。一般的なアスファルト混合物は1トンあたり約56kgのCO2を排出するが、バイオ炭アスコンに26kg(重量比2.6%)のオガ炭を添加することで、CO2排出量を実質ゼロにし、カーボンニュートラルを実現することが可能になる。

また、バイオ炭アスコンの性状は一般的なアスファルト混合物の基準を満たしており、施工時には特別な機材や重機を必要とせず、通常の機械編成で対応できる。

販売されるバイオ炭アスコンは、カーボンニュートラル対応製品として26kg/tのバイオ炭添加を上限とするが、顧客の要望に応じて、13kg/tのカーボンハーフ対応製品など、バイオ炭添加量を調整できる。

【参照ページ】
(原文)環境配慮型アスファルト混合物「バイオ炭アスコン」を製品化

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