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ANA、3万トンの炭素除去契約を締結 - ESG Journal

ANA、3万トンの炭素除去契約を締結

ANA、3万トンの炭素除去契約を締結

8月1日、ANAは、エネルギー会社オクシデンタル(Oxy)の二酸化炭素回収・利用・隔離プラットフォーム子会社である1PointFiveから、3万件の二酸化炭素除去(CDR)クレジットを購入することで合意したと発表した。

本取引は、Oxyと1PointFiveが昨年発表した、テキサス州パーミアン盆地での世界最大規模の直接空気回収(DAC)プラント「ストラトス」の建設計画に続くものである。稼働開始時には年間最大50万トンの二酸化炭素を回収でき、最大100万トンまで拡張できる可能性がある。新工場は2025年半ばに稼働する予定である。

DAC技術は、IEAがネット・ゼロ・エネルギー・システムへの移行における重要な炭素除去オプションとして挙げているもので、大気中から二酸化炭素を直接抽出して原料として利用することや、貯蔵と組み合わせて永久的に除去することができる。昨年のIPCC気候変動緩和研究によると、温暖化を1.5℃に抑えるシナリオには、今後数十年にわたって年間数十億トンに拡大する二酸化炭素除去方法が含まれており、DACはその大部分を占める可能性がある。

1PointFiveが航空会社と結ぶ初めての契約となるこの新しい契約では、ANAは2025年から3年間、ストラトスにより年間10,000トンのCDRクレジットを購入する。ANAは、2050年にカーボン・ニュートラルを達成するという目標を掲げており、その気候移行戦略では、運航とインフラの改善、SAF、Direct Air Captureによる残留排出の除去を通じた排出削減に重点を置いている。

【参照ページ】
ANA、CO2除去技術DACに取り組む米国企業1PointFiveと契約締結

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